【ニンニクの豆知識】

日本では昔からニンニクは臭いが効くといわれてきました。今でも多くの人がそのように考え、それらを肯定する本も出版されています。しかしアメリカで開催されたニンニク学会では、すでにその神話は否定されるようになりました。なぜなら今までニンニクの成分として有効だ、効くといわれた臭い成分アリシンには現存性がないのです。生のニンニクを切ったり傷つけたりすると、ニンニク中のアリインという成分がアリナーゼという酵素と化学反応してアリシンになります。このアリシンがいわゆる臭いの元凶成分です。つまり、臭い成分アリシンは生のニンニクを擦り下ろした時などに発生しますが時間の経過とともに減少をしてしまうのです。アメリカの学会で報告されたのは、時間の経過とともに減少する成分を有効成分と定義付けするには疑問が多すぎるという訳です。また、県の薬務課の指導によると、ニンニクは過剰に摂取すると副作用があると明記しなさいといいます。すりおろした生ニンニクを手の甲など敏感な部分においておくと赤くなります。特に肌が敏感な女性の場合は顕著です。これは臭い成分アリシンの強烈な刺激のためなのです。しかし、アリシンには臭いや刺激部分を考えなければ良い所もあります。それはアリシン独特の強い殺菌作用で、その殺菌力はジフテリアや赤痢菌などを死滅させる効果があります。また医学的には血液の凝固を防いだり、風邪の予防などが証明されています。

ムシューリックにはアリシンが含まれていません。アリシンが含まれているものは無臭ニンニクとはいいません。当然です。数年前、健康関連の協会により無臭ニンニクの定義付けをする事になりました。成分規格値を設定するに当たり、無臭ニンニクですからアリシンを設定するわけにはいきません。アリシンに変化する前のアリインではと提案されましたが、検査方法が難しく、何しろ少し傷つけただけでアリシンになってしまうのですから大変です。結局、試行錯誤の結果γ-グルタミルSアリルシスティンに決まりました。この成分が無臭ニンニクを規格する物質になったのです。

身近な所で日本には無臭ニンニクといわれているものが、ほぼ5つに分類されています。

1は、水などにさらして臭い成分を取り除いたもの。

2は、ブドウ糖・乳糖などを添加して希釈したもの。

3は、薬品や酵素を使って、あるいは熟成などによって臭い成分を死活させたもの。

4は、化学的に他の物質と反応させてニンニクと異なる物質に変化させたもの。

5は、植物学的に元来独特の臭いが弱かったり、臭いが無い性質を持ったものです

弊社のムシューリックは5番目に分類されます。他の無臭といわれるニンニクは一般的に従来のニンニクを脱臭した無臭化ニンニクと理解しても良いと考えます。
 素朴になぜ無臭ニンニクというのですかとの質問を良く受けます。これはニンニクの規格基準が厚生労働省・薬務局新医薬品課というところにあり、これが全国の自治体あるいは関係団体に通知されています。長野県では長野県衛生公害研究所にありました。ここで弊社のムシューリックの成分について、ニンニクとの適合試験を受けた所、陽性つまりニンニクの規格に適合するとの検査結果をいただいた事に起因します。